横浜市立みなと赤十字病院について
平成17年に横浜市が開発し、日本赤十字社が指定管理者として運営にあたっている病院です。掲げる理念は「人道・博愛の赤十字精神のもと、患者中心の良質な医療を提供して、地域の健康増進に貢献する」ことです。地域の皆様の健康増進に貢献するとともに、高度で安全な医療の提供をしています。救命救急センターでは24時間365日断らない医療体制で全国トップクラスの実績です。ハイブリッド手術室が稼働し、高度な先進医療を進めています。地域がん診療連携拠点病院として各種のがん治療に実績を挙げています。入退院支援センターでは入院前から退院後に至るまでをシームレスにサポートする体制が整えられ、患者サービス体制をさらに強化しています。すべての診療科、部門等で、高度で安全で人間性のある医療を提供しています。
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病院の目標
1.赤十字精神に基づく患者中心の医療を提供する
2.医の倫理に基づき安全かつ良質・効果的な医療を提供する
3.医療を通じて地域の健康に貢献する
4.プライバシーに配慮し、個人情報を保護する
5.災害救護、福祉活動などへ積極的に参加する
6.人間性豊かな医療人を育成する
院長:大川 淳より
令和5(2023)年4月から横浜市立みなと赤十字病院・院長に就任した大川淳です。新任院長として、改めて本院の特徴と今後の方針をご紹介させていただきます。
当院は、新型コロナウイルス感染症に対して、令和2(2020)年2月、クルーズ船にDMAT(災害派遣医療チーム)をいち早く派遣したことをかわきりに、院内に専用病棟を設置して感染患者さんを多数受け入れてきました。ようやくコロナも収束に向かい、改めて市民の健康の最後の砦としての役割を最重視する病院でありたいと考える次第です。
とくに救命救急センターは、心臓疾患、脳血管疾患、重度外傷などに対して、集中治療部、各診療科と緊密に連携して即応体制を整えており、昨年度は全国トップレベルの15,000台の救急車を受け入れました。また、近隣の医療機関からも夜間休日時間外を問わずご紹介していただく体制があり、24時間365日すべての急患に対して可能な限りベストな診療を行いたいと思っています。小児や妊婦、透析患者、精神疾患をお持ちの方などの急病・急変に関しご相談を受け付けておりますので、夜間休日でご不安なときには、いつでもご連絡ください。ただし、近隣の医療機関からのご紹介状がない受診の場合には、一定の費用が掛かることがありますので、ご注意ください。
さらに、地域がん診療連携拠点病院として、手術支援ロボットによる低侵襲手術、最新の抗がん薬を用いた治療やゲノム医療にも対応しております。また、厚生労働省が指定した難病に対する治療経験を豊富に持つ医師が多数在籍しており、患者さんへの最先端の医療を提供します。
昨年度(2022年度)は、公益財団法人日本医療機能評価機構による病院機能評価の更新受審により、急性期医療を中心に地域医療を支える基幹的病院「一般病院2」に引き続き認定されました。今回は、加えて、地域において高次救急機能を担う病院として「高度・専門機能(救急医療・災害時の医療)」についても、無事認定を受けることができました。
さらに、外国人患者受け入れ医療機関認証制度の更新も予定しており、日本語でのコミュニケーションが不自由な患者さんでも安心・安全に日本の医療サービスを受けていただけます。
日本赤十字社は、災害救護を行う指定公共機関として国や地方公共団体に協力するほか、赤十字の人道的任務として独自の救護活動を展開しています。当院もその一員であり、赤十字救護班とDMATを国内外に派遣するほか、将来の災害に備えた医療救護訓練を定期的に継続しています。
このように当院は、救命救急から災害医療、高度先進医療まで、すべての傷病に関して、すべての市民に質の高い医療を提供することを目標にしています。この目標に向けて、すべての職員が協働し一丸となって邁進してまいります。
病院概要
病院名 | 横浜市立みなと赤十字病院 | |
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住所 | 〒231-8682 神奈川県横浜市中区新山下3丁目12番1号 >地図はこちら | |
病院種別 | 一般病院 | |
開院日 | 2005年4月1日 | |
役員 | 院長:大川 淳 副院長:武居 哲洋 副院長:山本 晃 副院長:若林 良明 副院長:間瀬 照美 |
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職員数 | 約1300名 | |
病床数 | 634床(一般584床、精神50床) | |
患者数(1日平均) | 外来 | 約1160名 |
入院 | 約540名 |
診療科目
内科(糖尿病内分泌内科、血液内科、腎臓内科、膠原病リウマチ内科)
精神科、神経内科、呼吸器内科、消化器内科、循環器内科、ぜん息・アレルギー科、小児科
外科(乳腺外科、消化器外科、大腸外科、肝胆膵外科)
整形外科(整形外科、整形・脊椎外科、整形・関節外科)
形成外科、脳神経外科、呼吸器外科、心臓血管外科、皮膚科、泌尿器科、産婦人科、眼科、耳鼻咽喉科、リハビリテーション科、放射線科、麻酔科、歯科口腔外科
施設認定・主な機能
保険医療機関
労災保険指定医療機関
指定自立支援医療機関(更生医療・育成医療・精神通院医療)
身体障害者福祉法医の配置されている医療機関
精神保健及び精神障害者福祉に関する法律に基づく指定病院・応急入院指定病院
精神保健指定医の配置されている医療機関
生活保護法指定医療機関
結核指定医療機関
指定養育医療機関
原子爆弾被爆者医療指定医療機関
原子爆弾被爆者一般疾病医療取扱医療機関
公害医療機関
母体保護法指定医の配置されている医療機関
地域医療支援病院
災害拠点病院
小児救急医療拠点病院
救命救急センター
臨床研修病院(基幹型・協力型)
がん診療連携拠点病院
エイズ治療拠点病院
特定疾患治療研究事業委託医療機関
DPC対象病院
小児慢性特定疾患治療研究事業委託医療機関
地域周産期母子医療センター
救急告知病院
横浜市二次救急拠点病院
難病指定医療機関
日本医療機能評価機構/病院機能評価認定施設
神奈川DMAT指定病院
神奈川DMAT‐L指定病院
横浜乳がん連携病院
DPC特定病院群
神奈川県アレルギー疾患医療拠点病院
特定行為研修機関
院内施設・活動イベント
【院内施設の紹介】
当院は、10年目に、患者さんやご来院の方々へのサービス向上、更なる利便性向上のために、「24時間営業のコンビニ開店」「コーヒーショップ開店」「1階外来ホール壁面に線描を描く」「トイレの案内表示改善」等、様々な取り組みを進めました。その中のひとつとして、1階外来ホール壁面に「みなと横浜」をイメージした線描を描きました。横浜にふさわしいさわやかな線図は、患者さんやご家族だけでなく、職員からも好評です。また、当院看護師のユニフォームは、こうした「みなと横浜」をイメージした両サイドに紺のラインが入ったパンツスタイルとワンピースタイプのユニフォームを着用しています。
ナーシングスキルを使った学習風景
看護手順が電子カルテに収載され、Web上の「ナーシング・スキル日本版」でいつでも気軽に学習できます。
みなとスキルラボでの「急変時の看護」の研修風景
シュミレーターを使用し、技術トレーニングを行う専用ラボです。フィジカルアセスメントの学習ができます。
沿革
平成15年 3月 | 横浜市立病院あり方検討委員会、(横浜市長の諮問機関)が新病院を公設民営とする最終答申を提出 | |
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平成15年 9月 | 横浜市議会で新病院運営の公設民営化を決定 | |
平成15年 11月 | 横浜市が指定管理者評価委員会を設置、日本赤十字社が指定管理者提案申込書を横浜市に提出 | |
平成16年 1月 | 評価委員会が提案書による競争の結果として、「指定管理者として日本赤十字社がふさわしい」との評価報告書を市長に提出 | |
平成16年 2月 | 横浜市議会で日本赤十字社を指定管理者として決定 | |
平成16年 9月 | 横浜市議会新病院名称を「横浜市立みなと赤十字病院」に決定 | |
平成17年 4月 | 横浜市立みなと赤十字病院が開院、病床数584床、23診療科 初代院長 西岡 清 瀬谷区にあった横浜市小児アレルギーセンター(平成17年3月31日閉院)の機能を移転 |
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平成18年 4月 | 精神科診療開始(入院は平成19年5月から) | |
平成18年 9月 | 地域医療機関向け広報誌「みなとからの風」発刊 | |
平成19年 3月 | 病院機能評価Ver5.0取得 | |
平成19年 5月 | 精神科50床運営開始、病床数634床 | |
平成19年 7月 | 新潟県中越沖地震発生、救護班派遣 | |
平成21年 2月 | 地域医療支援病院承認 | |
平成21年 4月 | 救命救急センターの指定 | |
平成22年 3月 | 神奈川DMAT指定病院 | |
平成22年 7月 | 第2代院長 四宮 謙一 就任 | |
平成23年 3月 | 東日本大震災発生、救護班・神奈川DMAT派遣 災害備蓄倉庫竣工 |
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平成23年 5月 | 病院広報誌「みなと赤十字病院だより」発刊 | |
平成23年 11月 | がんセンター、がん相談支援センター開設 | |
平成24年 3月 | 病院機能評価Ver6.0取得 | |
平成24年 4月 | 地域がん診療連携拠点病院 | |
平成24年 7月 | 地域周産期母子医療センターの認定 | |
平成24年 11月 | 病院広報誌のリニューアル、「みんなのみなと」発刊 | |
平成25年 1月 | PET/CT導入 | |
平成25年 4月 | 標榜科を23診療科から36診療科へ細分化 | |
平成26年 2月 | 手術支援ロボット「ダ・ヴィンチ」導入 | |
平成26年 3月 | 神奈川県DMAT-L指定病院 | |
平成26年 11月 | 海難事故や災害時に、当院ヘリポートの使用を第三管区海上保安本部と合意 | |
平成27年 4月 | 臨床試験支援センター開設、リハビリテーションセンター開設、 外傷センター開設、心臓病センター開設 開院10周年記念講演・祝賀会 |
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平成27年 7月 | ネパール地震救援、看護師1名派遣 | |
平成27年 9月 | 平成27年9月関東・東北豪雨発生、救護班・神奈川DMAT派遣 | |
平成27年 10月 | カスタマーリレーションセンター開設、 新MRI導入(PHILIPS社製Ingenia 3.0T CX) | |
平成28年 3月 | かながわDPAT登録病院、 シリア難民救援、レバノンへ医師1名派遣 | |
平成28年 3月 | 横浜救急医療チーム(YMAT)を編成する緊急医療協力病院に認定 | |
平成28年 4月 | DPC医療機関群II群に指定、 熊本地震発生、救護班派遣 | |
平成28年 5月 | 東京国際空港航空機火災事故発生、救護班派遣 | |
平成29年 3月 | 病院機能評価一般病院2 3rdG:Ver.1.1認定 | |
平成29年 4月 | 第3代院長 野田 政樹 就任、 入院支援センター開設 | |
平成29年 6月 | 人間ドック健診施設機能評価の認定を取得 | |
平成30年 2月 | 横浜市乳がん連携病院に指定 | |
平成30年 4月 | ハイブリット手術室稼働開始、DPC特定病院群に指定、入院支援センターを入退院支援センターに組織変更 | |
平成30年 7月 | バングラデシュ南部避難民保健医療支援事業へ看護師1名派遣 | |
平成30年 9月 | 北海道胆振東部地震発生、救護班派遣 | |
平成30年 10月 | 神奈川県アレルギー疾患医療拠点病院に選定 | |
平成31年 2月 | 特定行為研修指定研修機関に指定 | |
平成31年 4月 | 神奈川県難病医療支援病院に指定 | |
令和元年 6月 | 第4代院長 伊藤 宏 就任 | |
令和元年 9月 | 京急線・トラック衝突事故に神奈川DMAT派遣、令和元年台風第15号災害発生、千葉県に救護班派遣 | |
令和 2年 1月 | がんゲノム医療連携病院に指定 | |
令和 2年 2月 | 新型コロナウイルス感染症に係るクルーズ船対応にDMAT派遣 | |
令和 2年 5月 | 神奈川モデル医療機関「高度医療機関」「重点医療機関協力病院⑤」に認定 | |
令和 2年 9月 | JMIP(外国人患者受入れに関する認証制度)の認証を取得 | |
令和 2年 12月 | 横浜市認知症疾患医療センターに指定 | |
令和 3年 3月 | 新型コロナウイルス感染症病床確保フェーズに応じた確保病床に関する協定書を締結 | |
令和 3年 7月 | 東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会 大会関係者受入 | |
令和 4年 9月 | 病院機能評価 一般病院2 3rdG:Ver.2.0 / 高度専門機能「救急医療・災害時の医療」Ver.1.0 認定 | |
令和 5年 4月 | 第5代院長 大川 淳 就任 |
お問い合わせ
電話番号 | 045-628-6100(代表) |
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メールアドレス | [email protected] |
ホームページ | http://www.yokohama.jrc.or.jp/ |